2025年7月20日に参議院選挙(第27回参議院議員選挙)が実施され、与党が過半数割れとなりました。
自民党内では石破茂首相の退陣論が出ているため、次の衆院選も気になるところです。
本記事では、次回の衆議院選挙(第51回衆議院議員総選挙)がいつ実施されるのか?について紹介します。
- 衆議院選挙の実施2パターン(解散、任期満了)
- 次の衆議院選挙はいつ?2025年に解散総選挙は実施?
- 石破首相は続投?退陣?
- 衆議院の任期満了日はいつ?任期満了の選挙日程(投票日)
※情報随時更新
衆議院選挙の実施は2パターン(解散または任期満了)

次回の衆議院選挙(第51回衆議院議員総選挙)の実施時期を考える場合、下記について知っておく必要があります。
衆議院選挙の実施には、下記の2パターンがあります。
- 首相が衆議院を解散して実施する場合(解散総選挙)
- 衆議院の任期満了で実施する場合
実施パターン | 内容・実施時期 |
---|---|
解散総選挙 | ・首相が衆議院の解散時期を決める。(タイミングは首相の決断次第。) ・「衆議院解散日から40日以内」に総選挙を実施。 |
任期満了 | ・任期満了日に合わせて規定の期間内に実施。 ・「任期満了日前30日以内」に総選挙を実施。 |
ただ、これまでに、任期満了で総選挙となったのは1度だけです(第34回・1976年)。
【衆議院選挙】次回はいつ?2025年に解散総選挙(第51回衆議院議員総選挙)は実施される?

次回の衆議院選挙(第51回衆議院議員総選挙)の実施時期(日程)は、まだ決まっていません。
ただ、「解散総選挙」となる場合、実施時期は首相の決断次第ですので、2025年内に実施される可能性もあります。
解散総選挙に踏み切るタイミングは、政局が大きく動いた後になることが多いです。
【選挙時期の例】↓
選挙 | 解散総選挙の時期 |
---|---|
2024年 (第50回衆議院議員総選挙) | 石破内閣が発足した約1か月後に、解散総選挙が実施。 |
2021年 (第49回衆議院議員総選挙) | 岸田内閣が発足した約1カ月後に、解散総選挙が実施。 |
そのため、次回の衆議院選挙(第51回衆議院議員総選挙)も、
石破首相が退陣を表明し、
後任の自民党総裁が決まり、首相指名選挙が実施されるのであれば、その約1か月後くらい
に解散総選挙となる可能性が高いでしょう。
(ただし、自民党議員が首相になった場合は、すぐに解散しない可能性もあります。)
2025年の参議院選挙では、与党は過半数割れとなっていますので、現在の体制のまま解散総選挙に踏み切る可能性は低いです。
【2025年内に解散総選挙となる可能性は?いつごろ?】
2025年9月2日に開催された自民党両院議員総会では、石破首相は進退について「しかるべき時にきちんとした決断をする」と発言し、辞任とも続投とも言えない状況となっています。
ただ、党内からの要求で、早々に「臨時総裁選挙」が実施される可能性もあります。
9月1日には、石破内閣の内部からも、自民党総裁選の前倒しを求める声が挙がっています。
石破首相が自民党総裁の任期満了前に辞任となった場合は、
自民党の「両院議員総会」で後任(新たな自民党総裁)が決められる可能性が高いです。
石破首相が辞任した場合、早ければ半月ほどで自民党総裁の後任が決まり、1カ月以内に首相指名選挙が実施される可能性があります。
そのため、9月中旬までに石破首相が退陣した場合、9月中に次の首相が決まり、10月に首相指名選挙が実施され、
解散総選挙はその約1カ月後の、
早ければ2025年11月中
に実施される可能性もありそうです。
ただ、「首相指名選挙(内閣総理大臣の決定)」は、衆参両院の国会議員の投票によって決まります。現在自民党は少数与党となっていますので、次の首相指名選挙で自民党議員が首相になるとは限りません。
ですので、誰を首相に指名するか、与党も野党も調整に時間がかかる可能性もあります。
また、2025年9月上旬時点では、自民党内でも意見がまとまっていないため、「自民党総裁選の前倒し」が実施されるのかも微妙なところです。
今後については、9月2日の自民党両院議員総会での「参院選総括」を受けて、各自民党議員が石破首相に対してどう判断するのか次第となるでしょう。
■参考:選挙ドットコム、衆議院(国会会期一覧)、NHK
【衆議院選挙】衆議院の任期満了はいつ?任期満了の場合の日程

なお、衆議院選挙が任期満了で実施される場合は、下記のような日程になります。
衆議院(衆議院議員)の任期は4年となっており、
2025年7月現在の衆議院が任期満了となるのは、下記の日付となっています。
任期満了日:2028年10月26日(木)
■参考:選挙ドットコム
任期満了で総選挙をする場合の選挙日は、「任期満了日の前30日以内」となっていますので、
次回の衆議院選挙(第51回衆議院議員総選挙)が任期満了で実施される場合は、下記の時期に実施となります。
投票日(任期満了の場合)
:2028年9月26日(火)~10月25日(水)の間
※上記の期間が国会開会中または国会閉会の日から23日以内にかかる場合は、国会閉会の日から24日以後30日以内。
ただ、これまで衆議院選挙が任期満了で実施されたのは1回のみですので、実施される可能性は低いでしょう。
まとめ:衆議院選挙・次回はいつ?2025年(第51回衆議院議員総選挙)

今回は、次回の衆議院選挙(第51回衆議院議員総選挙)の実施時期(いつ)について紹介しました。
次の衆議院選挙は、政局が大きく動いたため、2025年内に実施される可能性があります。
任期満了で総選挙となる可能性は低く、早ければ2025年11月中に解散総選挙となる可能性もありますので、今後の報道に注目しておきましょう!
※公示日や投票日など、新情報が入りましたら随時更新いたします。