2025年9月7日に石破茂総理大臣(石破総裁)が辞任の意向を表明し、次の自民党総裁を決める「自民党総裁選(臨時総裁選挙)」が実施されることが決定しました。
本記事では、自民党総裁選の実施時期や、2025年の選挙日程(告示日、投票日)について紹介します。
- 自民党総裁選はいつ実施?2パターンあり
任期満了と、任期満了前に辞任する場合 - 自民党総裁選、次回はいつ?
2025年選挙日程(告示日、投票日)
【自民党総裁選】いつ実施?2パターン(任期満了と辞任の場合)

自民党総裁選がいつごろ実施されるのか、実施時期には下記の2パターンがあります。
- 自民党総裁の任期が任期満了となる時
- 自民党総裁が任期満了前に辞任する時
任期満了の場合
自民党総裁の任期は、1期3年、連続3期(9年)までとなっています。
総裁の任期満了により、自民党総裁選を実施する場合、
実施時期(期日)は、下記のようになります。
- 任期満了の1か月前までに決定し、公表
(告示日、投票日などの選挙日程も決める) - 告示は、議員投票の投票日の12日前までにする
- 議員投票の投票日は、総裁の任期満了日前10日以内
任期満了前に辞任する場合
自民党の総裁が、任期満了前に退陣(辞任)する場合、
自民党総裁選の実施時期(期日)は、下記のようになります。
- 速やかに
- 「両院議員総会」で選任することができる
特に緊急を要するときは、党大会に代わる両院議員総会においてその後任を選任することができる
…
総裁が任期中に欠けたことにより臨時の総裁選挙を行う場合にあっては、速やかに引用:自民党(党則)
総裁が任期満了前に辞任する場合は、党則の「特に緊急を要するとき」に当たるとのことです。
そのため、後任の総裁は、党大会ではなく「両院議員総会」で決めることもできます。
その他、自民党の党則により、総裁自身の判断ではなく、
党所属の国会議員や都道府県支部連合会代表からの要求で、総裁選が実施される場合もあります。
自民党党則6条の4に「総裁の任期満了前に、党所属の国会議員及び都道府県支部連合会代表各1名の総数の過半数の要求があったとき」に、総裁選の前倒し実施が可能になるとの記載がある。
引用:日刊スポーツ
【自民党総裁選】次回はいつ?2025年選挙日程(告示日、投票日)
2025年9月7日に、自民党総裁である石破茂総理大臣が辞任の意向を表明しました。
これにより、次回の自民党総裁選は、「任期満了前の辞任」で実施されます。
次の自民党総裁選は、党則第6条第2項に基づき「臨時総裁選挙」となります。
「臨時総裁選挙」は、急ぎであれば簡易型で「両院議員総会」で後任を決めることができますが、
次回(2025年)の自民党総裁選は、党員の投票を含む「フルスペック型」で実施されます。
■参考:「簡易型」と「フルスペック型」の違い≫NHK、NHK
次回の自民党総裁選の日程(告示日、投票日)は、下記のとおりです。
告示日はいつ?2025年
2025年に実施される次回の自民党総裁選の告示日は、下記となっています。
【告示日】※確定
2025年9月22日(月)
投票日はいつ?2025年
2025年に実施される次回の自民党総裁選の投票日(投開票日)は、下記となっています。
【投票日(投開票日)】※確定
2025年10月4日(土)
※国会議員の投票日。
秋の臨時国会など、今後の政治日程を考慮して、選挙期間は12日間になったとのことです。
【2020年の例(簡易方式)】
なお、2020年の臨時総裁選挙では、8月28日に安倍晋三総裁(および首相)が辞任を表明し、9月1日には「両院議員総会」で後任を選任することが決定。9月14日に投票が実施され、後任が決定しました。
まとめ:自民党総裁選、次回はいつ?2025年選挙日程(告示日、投票日)

今回は、自民党総裁選の実施時期2パターン(任期満了、任期満了前の辞任の場合)と、2025年の自民党総裁選の選挙日程(告示日、投票日)について紹介しました。
- 告示日:2025年9月22日(月)
- 投票日(投開票日):2025年10月4日(土)
次回の自民党総裁選(臨時総裁選挙)は、自民党の臨時総裁選挙で初となる「フルスペック型」で実施されます。
選挙期間は12日間と短いため、候補者など、今後の報道にも注目しておきましょう。