2025年9月8日に参政党の神谷宗幣代表が、元自民党衆院議員の豊田真由子(とよたまゆこ)氏を党のボードメンバー兼政調会長補佐に起用したことを発表しました。
豊田真由子氏は、2017年に政策秘書への暴言などが報じられ自民党を離党し、その後衆院選に立候補しましたが落選。現在は民間の運営支援や講演のほか、メディアにも出演しています。

なぜ豊田真由子氏を起用?
衆院選にも参政党から立候補するの?
本記事では、参政党の神谷代表が豊田真由子氏を起用した理由や、豊田真由子氏が参政党から衆院選に出馬(立候補)する可能性について紹介します。
豊田真由子が参政党入り!なぜ?起用理由
2025年9月1日から参政党のボードメンバー兼政調会長補佐となった豊田真由子氏ですが、
参政党の神谷宗幣代表によると、豊田真由子氏を起用した理由は、下記とのことです。
- 参政党は今後政策をしっかりと練り上げていく必要があり、官僚経験・議員経験のある方を探していたところ、豊田さんとのご縁をいただいた
- 過去の暴言などの問題については、当時からかなり時間が経ち、本人も深く反省しているとお聞きした
- 過去の問題などを踏まえ、それでも日本の政治を前に進めたいという思いを持っていることを確認できた
- 過去の経緯は置いておいて、能力があって思いがある方に一緒に党の運営をしてもらいたいと思う
つまり、過去に暴言などの問題はあったものの、
参政党の神谷代表は、豊田真由子氏の「厚労省キャリア官僚」「元自民党衆院議員」などといった経験や熱意を評価したようです。
豊田真由子氏は、
- 東京大学法学部卒
- ハーバード大学大学院修了
- 金融庁や在ジュネーブ国際機関などでも働いた経験あり
- 内閣府大臣政務官・文部科学大臣政務官・復興大臣政務官の経験あり
といったように、能力が高いのは言うまでもなく、かなり貴重な人物といえるでしょう。
「豊田さんとのご縁をいただいた」とのことですので、豊田氏は誰かに紹介をしてもらったようで、今回の参政党入りは参政党側が要請したとのことです。
なお、豊田真由子氏は、今回の参政党入りについて迷ったそうですが、
「党を通じて今1度、日本のために少しでもお役に立つことができるならと決断した」
「反省の上にたって、ゼロからスタートさせていただきたい」
など、抱負と反省を述べています。
参政党の「ボードメンバー」は、「党全体のお世話役。全体の方向性をまとめます。」となっており、今後の参政党の政策を決めるかなり重要なポジションです。
政治経験豊富な豊田真由子氏が、参政党のボードメンバーとしてどのような政策を決めていくのか、今後の活動にも注目です。
■参考:日刊スポーツ
豊田真由子が参政党から衆院選に出馬(立候補)する可能性は?

2025年9月1日から参政党のメンバーとなった豊田真由子氏ですが、
今後実施される見込みの「衆院選」には出馬しない
とのことです。
今回、豊田真由子氏は、参政党のスタッフ(職員)として参政党入りしています。
参政党の神谷代表は、
「選挙に関しては、出てくださいとは言っていない。あくまで政策担当のスタッフとして入ってもらったので、いきなり選挙に出られると困る。候補者としてお招きしたのではありません」
と述べています。
豊田真由子氏も「地味に地道に頑張りたい」と言っていますので、次の衆議院選挙に出馬(立候補)する可能性はないようです。
ただ、神谷代表が「いきなり選挙に出られると困る」と言っていますので、しばらくしてから参政党の党員として選挙に出る可能性はありそうです。
■参考:日刊スポーツ
まとめ

今回は、参政党の神谷代表が豊田真由子氏を起用した理由や、豊田氏が参政党から衆院選に出馬(立候補)する可能性について紹介しました。
今回豊田真由子氏が起用された理由は、豊田氏の能力や豊富な政治経験が参政党に必要だったからとのことです。
次の衆院選には出馬しないようですが、豊田真由子氏は過去に暴言などが問題となったものの、現在は能力が高いことが世間からも評価されています。
今回の参政党入りについても、世間では比較的肯定的な意見が多かったため、しばらく経った後、参政党から選挙に出馬する可能性はありそうです。