ロシアの「カムチャツカ半島」には火山が多く、周辺ではたびたび地震が発生しています。
そのため、最近はニュースでこの名前を目にする機会も多いですが、
ニュースでは、「カムチャッカ半島」「カムチャツカ半島」の2つの記載が混在…
そこで本記事では、
- 「カムチャッカ半島」と「カムチャツカ半島」はどっちが正しいのか?
- 呼び方(名称・表記)の違い、いつから変更されたのか?
について紹介します。
※下記、津波の映像がありますのでご注意ください。
カムチャッカ半島とカムチャツカ半島はどっちが正しい?

日本では「カムチャッカ半島」と「カムチャツカ半島」の2種類の呼び方で呼ばれていますが、
TBSの情報によると、「どっちが正しいのか」かというと、
正確には「カムチャツカ半島」と言うのが正解(より良い)
とのことです。
※「カムチャツカ」のほうが、現地の正式な発音「Камчатка(Kamchatka)」に近いそう。
小澤ディレクター(以下:小澤):実は「カムチャッカ」という言い方は間違いです。日本ではそう呼ぶ人が多いですが、正しくは「カムチャ“ツ”カ」と言います。「カムチャツカ」はロシアにある半島なのですが、ロシア語でも「ツ」はきちんと発音していました。
引用:TBS(THE世界遺産)
2025年現在、多くのメディアでは、「カムチャツカ半島」いう名称で呼ばれており、
NHKほか、気象庁や外務省などの公的機関では、「カムチャツカ半島」が標準表記となっています。
ただ、「カムチャッカ」という表記も誤りではなく、間違っているというわけではないため、
2025年現在も、「カムチャッカ」と記載されていることもあります。
「カムチャッカ」と「カムチャツカ」の違いは?いつから変更?

上記のとおり、「カムチャッカ」と「カムチャツカ」の違いは、発音によるものです。
以前は「カムチャッカ」が主流でしたが、現在は正確な発音に基づいて「カムチャツカ」が標準となっています。
では、いつから変更されたのかというと、
明確に変更日が発表されているわけではありませんが、
2010年ごろから「カムチャツカ」という表記が使用されているようです。
■参考:2010年の「カムチャツカ」表記>>日テレNEWS
※2009年以前には、「カムチャツカ」と表記している情報が見つからないため。
2013年に話題となったCMでも、
谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」の言葉が、「カムチャツカ」になっています。
まとめ

今回は、ロシアの「カムチャッカ半島」と「カムチャツカ半島」の表記はどっちが正しいのか、違いや変更時期について紹介しました。
「カムチャッカ」という呼び方に馴染みのある方も多いと思いますが、現在多くのメディアで使用されている「カムチャツカ」という呼び方は、2010年ごろからすでに呼ばれていたようです。
最近は地震が多いため、「カムチャツカ」という表記を目にすることも多いと思いますので、参考にしてみてください。