2025年12月1日に、元日本代表FWの「キングカズ」こと三浦知良選手(58)が、JFLアトレチコ鈴鹿からJ3福島に移籍(Jリーグに復帰)する可能性が報じられました。(参考:スポニチ)
横浜FCが保有権を持っている三浦知良さんの期限付き移籍期間は2026年1月までとなっていますので、今後の三浦さんの去就が気になるところですが、
三浦知良さんは2026年2月で59歳。ここにきて、「三浦知良さんがなぜ引退しないのか」が気になった方も多いでしょう。
そこで今回は、2025年でプロ40年目を迎えた三浦知良さんがプロサッカー選手を引退しない理由(4選)について紹介します。
三浦知良(キングカズ)が引退しない理由4選:サッカー愛や現役選手としての人気
「キングカズ」こと三浦知良選手が引退しない理由(現役プロサッカー選手を続ける理由)には、下記の4つが挙げられます。
- サッカーが好きだから(サッカーへの愛や情熱が強い)
- プロサッカー選手としての能力がまだあるから
- 需要や人気があるから(集客効果など)
- 引退が考えられないから
理由1:サッカーが好きだから
「キングカズ」こと三浦知良さんがプロサッカー選手を引退しない理由には、まず一番に人一倍「サッカーが好きだから(サッカーへの愛や情熱が強いから)」ということが挙げられます。
年齢が進むにつれ、世間から「引退」という声が挙がる中、三浦知良さんは50代に入ってもサッカーを続けている理由について「やっぱりサッカーが好きだ、ということに尽きると思う」と語っています。
「やっぱりサッカーが好きだ、ということに尽きると思う。子どものころから僕はサッカーしか知らないし、サッカーしかやってこなかった。だからこそサッカーには心から感謝しているし、サッカーに対して失礼のないように全力を尽くしたい。自分の体と情熱が続く限りプレーしたい」
50代に入り、体力面での衰えは、三浦知良さん自身も自覚しているとのこと。
試合におけるチームへの貢献が減り、批判の声も増える中、それでもサッカーを続けている理由の根底には、「サッカーが好きだからできる限り続けたい」という純粋な思いと情熱があると言えるでしょう。
2025年7月の試合後にも、「還暦まで続けると言っていたが、半分以上冗談だった。続けられるのならずっと続けていたい!」と語っています。(参考:週刊実話WEB)
自身の書籍からは、現役を続ける強い覚悟も伺えます。
理由2:プロサッカー選手としての能力がまだあるから
「キングカズ」こと三浦知良さんがプロサッカー選手を引退しない理由2つ目には、「プロとしてのの能力がまだあるから」ということが挙げられます。
2024年8月(当時57歳)のインタビューでは、サッカーへの情熱は昔と全く変わらず、
- 「まだ練習も若い選手とまったく同じようにできる」
- 「気力も衰えてない」
と語っています。(参考:NEWSポストセブン)
「今は辞める理由が見つからない」とのことですので、体力面での衰えは感じつつも、プロ選手としての身体能力がまだあることが、現役を続けている理由のひとつと言えるでしょう。
なお、当時(57歳)の身体検査では、先生から「20代」と太鼓判を押されていたとのことです。
理由3:需要や人気があるから
「キングカズ」こと三浦知良さんがプロサッカー選手を引退しない理由3つ目は、「需要や人気があるから」です。
三浦知良さんは、15歳で単身ブラジルへ渡り、海外でプロサッカー選手として活躍した日本サッカー界の先駆者といえる人物です。
■経歴参考:三浦知良HP(プロフィール)≫
「カズダンス」の流行など、日本のサッカー人気にも大きく貢献しており、今も「レジェンド」として現役を続けているため、その活動に勇気や元気をもらっている方も多いでしょう。
サッカーに詳しくなくても三浦知良さんのことを知っている方は多いため、有名人として一目見たいという方も多いでしょう。
そのため、引退しない理由には、人気があって需要(オファー)があることが挙げられます。
【三浦知良さんに期待できること】
- 人気からの集客効果
(例:2022年の鈴鹿ポイントゲッターズ加入時の開幕戦では、3倍以上の観客動員) - スポンサーやメディア出演の増加
(収益増加) - 若手選手への良い影響(手本や指針となる) 等
本人にやる気があっても、オファーがなければ現役は続けられません。
一方で、クラブ側も、チームが強くても収益がなければチームが存続できません。
ですので、三浦知良さんの起用は、どちらにもメリットがあることと言えます。
三浦さんの起用については批判的な意見もありますが、スポンサーやメディア露出が増えて収益が増えることで、逆に選手を多く入団させられるといった意見もあります。
なお、三浦知良さんは、自分からチームへ所属を希望したことは一度もないとのことです。
「自分から、やらせてください、と言ったことは1回もない。プレーを続けたいと思っても、やれるチームがなければできない。必要としてくれるチームがあるから、そこで頑張ろうと思える。それは、ずっと一緒。変わることはない」
理由4:引退が考えられないから
最後に、「キングカズ」こと三浦知良さんがプロサッカー選手を引退しない理由4つ目には、「引退が考えられないから」ということが挙げられます。
三浦知良さんは2025年2月のインタビューで、引退や引退後の職業について「まったく考えていない」と語っています。
カズは笑いながら「第2のサッカー人生」を否定した。
「将来像なんて、まったくないね。選手としてプレーすること以外はまったく考えていない。監督とかは考えてもいないし、クラブ経営などやりたいとも思わない。選手以外はないね」
これは最初に挙げた「人一倍サッカーが好きだから」という理由にも通じますが、
三浦知良さんはサッカーへの強い情熱ゆえ、今のところ引退や別の道は考えられないようです。
ただ、一生続けるのは難しいことはわかっており、体力や気力がついていけなくなったらすぐにでも辞めるとのことです。
「60歳? いや、まったく考えていないよ。練習できないとか、試合に向けての準備ができなくなったら、今すぐにでも辞める。58歳かもしれないし、59歳かもしれない。今はプレーする気力もあるし、身体もついてきている。ただ、続けるのは大変だよ。自分で無理だと思ったら、人に言われるのではなく自分で決めるよ」
なお、世間の声については気にしておらず、引退は自分の意志で決めるそうです。
「気にならないし、気にしないですね。そういう声があるのは当然だとは思うけれど(引退を)決めるのは自分。自分の人生だから。辞めるのも、続けるのも、自分の意思。人から言われて決めることではない」
まとめ:三浦知良(キングカズ)が引退しない理由

今回は、「キングカズ」こと三浦知良さんがプロサッカー選手を引退しない理由4選について紹介しました。
三浦知良さんのサッカーに対する情熱は人一倍強く、引退を考えられないほどの真っすぐな思いがあるようです。
引退については様々な意見がありますが、個人的にはその思いを考えると、今後も末永くチームに貢献し、充実したサッカー人生が送れることを応援したいところです。
